海の恵みと歴史に彩られた街・塩釜についてご紹介します。
歴史ある港町“塩釜”
塩釜市は宮城県のほぼ中央、仙台市と日本三景で知られる松島との中間に位置し、
江戸時代には伊達藩の主要な港町として栄えた街です。
主要な港町として、古くから政治・経済面でたいへん重要な役割を果たす一方、その美しい景観は、
平安時代より、美しいものの代名詞・歌枕として数多くの歌に詠まれています。
塩釜港は日本有数のマグロ船団の基地として、トップクラスの生マグロ水揚げ量を誇っています。
活気あふれる塩釜仲卸市場には、水揚げされたばかりの新鮮な魚介類と豊富な食材が揃い、”仙塩地区の海の台所”として、長きにわたり愛され続けています。
塩釜は、東北鎮護・陸奥国一之宮として崇められてきた 「鹽竈神社」の門前町として栄えてきました。
1200年以上の歴史を持つ荘厳な境内からは遠く牡鹿半島・金華山、近くは松島湾の島々が望まれ、景勝地としても魅力があり、全国から参拝者が訪れます。
毎年7月には、日本三大船祭に数えられる「塩竈みなと祭」が開催され、ご祭神を乗せた御座船・「鳳凰丸」「龍鳳丸」が海を渡る「神輿海上渡御」が行われます。
夏の訪れを告げる祭りとして塩釜市民をはじめ、多くの人々に親しまれています。